ラーメン屋が成功する条件と失敗する原因
ラーメン店成功の条件と失敗する原因
商売である以上、「勝ち組」「負け組」があるのは仕方ない。
しかし、なぜ失敗するのか?どうしたら成功できるのか?
「勝ち組」「負け組」の明暗を分ける要因を説明します。
早すぎるブレイクは失敗の原因に繋がる!!
ラーメンブームも、一時期の事に比べたら、最近はかなり落ち着いてきたようで、
これからは、はっきりと、
「勝ち組」or「負け組」
に分かれると思います。
そこで、今回は、
「成功する店」 「失敗する店」
についてお話していこうと思う。
まず失敗する原因から
もう既にラーメン屋を開業していて、流行っていないラーメン店主は耳を覆いたくなるような話かもしれないが、
そこは我慢して聞いてくれ。
※もちろん俺の失敗例も含めて話すから。
まず、最初にラーメン屋は、【1にも2にも体力勝負!!】
なんせ、労働時間が長い!
開店前にスープなんかを仕込むのに、最低5〜6時間(醤油系らーめん)とんこつ系だと、
最低15時間〜24時間くらいかかる。
昼と夜の営業をやると、最低10時間以上立ち続けるから、相当ハードだ。
また肉体的な故障で一番かかりやすいのが、麺の湯切りや、中華鍋を振る為に起こる、
筋肉痛に始まり、腱鞘炎になる人が多い。
次に、重たいスープの入った寸胴を1日に何度も持ち上げたりする為、
ヘルニアや腰を痛めたりするケースも多い。
もちろん、体力を使わないで作るらーめんもあるかもしれないが、
自分の味を自分一人で作るとなると、かなりの力仕事となり、
体がついてこないこともよくある。
そうゆうことを弟子やアルバイトに任せると、味が落ちて噂になるし、
なんせ、自分が開発した仕込み方(レシピ)をすべて他人に教えるというのは、
かなり気が引けると思う。
営業時間を短縮するなんて手もあるかもしれないが、
今度は売り上げに上限ができてしまう。
だから、長時間店を開いてうまく営業するには、
自分以外でもある程度つくれるらーめんを考えて、
夢や目標をどの辺まで妥協して味をすくるのかも考えなくてはならない。
ブレイクが来てから、あーしよう、こーしようでは遅い
最近は、テレビや雑誌、インタネットのおかげで、
わりかし早く繁盛店になる(ブレイクする)ラーメン屋がでてきました。
「ある朝いつものように、シャッターを開けたら行列ができていた」
なんてのは、よくある話です。
そうゆう事を常に想像してお店を経営していかなければいけません。
ブレイクしてから、考えるのではなくて、ブレイクする前から手を打っておく。
だいたい1回行列ができるお店になったら、
お客の入りとか、売り上げの面でダメになることってほとんどないんですね。
だから、店がダメになるとしたら、さっきも言ったような、
内部的な面、つまり体が続かなくなっちゃったとか、
精神的にキレちゃったとか。
要するに、ブレイクすることそのものに、対応できてないだとか、
ついていけてないということ。
- ある日突然行列ができた
- 毎日毎日仕込みや仕入れで忙しい
- 人を雇っている暇がない&人を育てる時間がない
- 精神的・肉体的にまいる
せっかく行列ができる店を目指してやってきても、
結果、行列ができたことによって、お店を辞めざるえない
本末転倒なことがよくあるのです。
マスコミを使う事が成功の鍵
マスコミを使う事が成功の鍵
さっきの所でも少し触れましたが、
マスコミ(テレビや雑誌、インタネット)を使うのが、一番手っ取り早く成功する方法です。
その為には、印象の強い味&インパクトのある個性的なラーメン
まず、お客の対象をどこに置くかなんだけど、
遠方からお客を呼ぶなら、マスコミの力を使わないとダメ。
じゃないと、わざわざ電車やバスに乗ったり、自分の車で来ようとはしないからね。
マスコミに載る(載せてもらう)には、
なんせ、インパクトのある個性的なラーメンで、印象づけることが大事。
印象に残るような、話題性のあるラーメンなら、マスコミも何回も取り上げてくれるだろうしね。
マスコミに載ることを考えるなら、
どれだけ個性的ならーめんを作れるかってのが勝負の鍵だね!
逆に、地元中心の堅実な路線で地道にやっていくのなら、
地元に合わせた味づくりを考えなきゃいけません。
お店を出す場所がどうゆう立地で、どうゆう人達が住んでいて、その人達にどんならーめんを食べてもらうかを
考えながら、らーめんを作らなければなりません。
マスコミに取り上げられなくても、安定収入がある店にしなければ、
やっていけないですからね。
※長野県の定光寺界隈を歩いた時、ラーメン屋が一軒もなく、
代わりに、お蕎麦屋さんばかりだった。
もちろん、高齢者のお客さんばかりなのだが、ここで地域にあったらーめんを販売できたら
マスコミにとりあげられるんじゃないかなと、思ったこともある。(余談)